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ワイルドツアー

2019年3月30日公開

ワイルドツアー

配給・宣伝

公式HP外部リンク

2018 年/67分/カラー/Stereo © Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]

出演:伊藤帆乃花、安光隆太郎、栗林大輔 ほか/監督・脚本・撮影・編集:三宅唱/音楽:Hi’Spec

プロデューサー:杉原永純(YCAM)/リサーチ・照明:高原文江(YCAM)/録音:戸根広太郎、安藤充人(YCAM)/整音:弥栄裕樹/メインビジュアル撮影:ホンマタカシ/ワークショップ制作・監修:YCAM バイオ・リサーチ・プロジェクト/製作:山口情報芸術センター[YCAM]
YCAM Film Factory vol.4
主催 : 山口市、公益財団法人山口市文化振興財団 後援 : 山口市教育委員会 助成:平成30年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業 共同開発:YCAM InterLab 企画制作 : 山口情報芸術センター[YCAM]

山、海、10代、植物、初恋―
「ワイルドな」成長の記録が繊細に映し出された青春映画

本作は、先日公開が発表された、染谷将太が監督を務めた短編映画『ブランク』と同様、山口情報芸術センター[YCAM]が実施する映画制作プロジェクト「YCAM Film Factory(ワイカム・フィルム・ファクトリー)」によって制作された作品の第四弾。

監督は『Playback』(2012)、『THE COCKPIT』(2014)など意欲的な作品群を発表し、昨年公開された『きみの鳥はうたえる』も話題の三宅唱。YCAMの研究開発チーム・YCAMインターラボと協働し、約8カ月間の滞在制作の中で、作り上げた作品だ。

舞台は山口県山口市。実際にYCAMでおこなっている、採取した植物のDNAを解析し植物図鑑を作るワークショップを物語の出発点におき、そこで出会った10代の若者たちが、山や海へ「新しい種」を求めて探索しながら、自然と共に成長していく物語。出演者は、ほぼ演技経験の無い10代の中高生たちが参加。監督と出演者が一緒になって脚本や演出を考えながら撮影を重ねてきた。フィクション作品でありながら、時に彼らのナマの成長の記録も映し出された、どこにもない珠玉の青春映画が完成した。

【STORY】

ここは山口県山口市にあるアートセンター。大学1 年生の中園うめは、「山口のDNA図鑑」というワークショップにファシリテーター(進行役)として参加している。参加者は、これから、自分たちが暮らす街の様々な場所を歩きまわり、どんな植物が生えているのかを調べていく。ウメは中学3年生のタケとシュンを連れ、「新しい種」を求めて近くの森を探索することに…。