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草の響き

2021年10月8日

草の響き

配給:コピアポア・フィルム、函館シネマアイリス
宣伝

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出演:東出 昌大 奈緒 大東 駿介 Kaya 林 裕太 三根 有葵 利重 剛 クノ 真季子/室井 滋
監督:斎藤久志 原作:佐藤 泰志 「草の響き」( 「きみの鳥はうたえる」所収/ 河出文庫刊) 脚本:加瀬 仁美 撮影:石井 勲 美術:原
田 恭明 照明:大坂 章夫 録音:矢野 正人 音楽:佐藤 洋介 ピアノ:村山☆潤 音楽制作:オフィスオーガスタ 助監督:齊藤 勇起 装
飾:森 公美 衣装:小里 幸子 白石 妙子 ヘアメイク:風間 啓子 編集:岡田 久美 音響効果:伊藤 瑞樹 制作担当:中島 正志 プロデ
ューサー:鈴木 ゆたか プロダクション協力:リクリ 協力:函館市 特別協力:佐藤 喜美子 河出書房新社 題字:佐藤 泰志 アソシエイ
トプロデューサー:寺尾 修一 製作:有限会社アイリス 企画・製作・プロデュース:菅原 和博
宣伝:ブライトホース・フィルム 配給:コピアポア・フィルム 函館シネマアイリス
© 2021 HAKODATE CINEMA IRIS [ 2021 年 /116 分 ビスタ カラー /5.1ch ]

2021年10月8日(金)より新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ有楽町/渋谷ほか全国順次公開!

心に失調をきたし、妻とふたりで故郷函館へ戻ってきた和雄。病院の精神科を訪れた彼は、医師に勧められるまま、治療のため街を走り始める。雨の日も、真夏の日も、ひたすら同じ道を走り、記録をつける。そのくりかえしのなかで、和雄の心はやがて平穏を見出していく。そんななか、彼は路上で出会った若者たちとふしぎな交流を持ち始めるが—。
心を病み、ランニングに没頭する和雄役を演じたのは、『寝ても覚めても』(18)以来三年ぶりの主演作となる東出昌大。常に危うい雰囲気を漂わせながら、走ることで徐々に再生していく男の変化を細やかな身体表現で体現した。慣れない土地で不安に苛まれながらも夫を理解しようと努める妻・純子役は、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(21)『マイ・ダディ』(21)など出演作が続く、いま注目の奈緒。ふたりの俳優の繊細な演技によって、原作にはなかった夫婦の崩壊と再スタートというテーマが立ち上がった。その他、和雄に寄り添う友人役で大東駿介、精神科医役で室井滋らが出演。また、Kaya、林裕太、三根有葵ら若手俳優たちが和雄と交流する若者たちを演じ、みずみずしい存在感を放つ。映像化したのは、『空の瞳とカタツムリ』(18)、『なにもこわいことはない』(13)の斎藤久志。どうしようもない孤独を抱えた人々の葛藤を静かな気迫で捉えた。

本作は、2010年の『海炭市叙景』(熊切和嘉監督)、2014年『そこのみにて光輝く』(呉美保監督)、2016年『オーバー・フェンス』(山下敦弘監督)、2018年『きみの鳥はうたえる』(三宅唱監督) と、常に評価の高い作品を産み出してきた函館の映画館シネマアイリス製作の佐藤泰志原作、五度目の映画化作品。佐藤泰志の命日10月10日にちなみ10月8日(金)より新宿武蔵野館・ヒューマントラストシネマ有楽町/渋谷ほか全国順次公開となります。本作は、制作年の2020年が佐藤泰志の没後30年に当たることから、その記念作品として製作。同時に、函館シネマアイリスの25周年記念作品でもあります。何卒ご期待下さい。