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マルチプル・マニアックス セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ

2022年1月1日

マルチプル・マニアックス セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ

配給協力・宣伝
配給:アダンソニア

2022年『ピンク・フラミンゴ』公開50周年

マルチプル・マニアックス Multiple Maniacs【日本初公開】
製作・脚本・撮影・編集・監督:ジョン・ウォーターズ
出演:ディヴァイン、デイヴィット・ロチャリー、メアリー・ヴィヴィアン・ピアース、
ミント・ストール、ジョージ・フィッギス
1970年|アメリカ映画|モノクロ|96分|©Janus Films

セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ Cecil B. Demented
製作総指揮:アンソニー・ドロレンツォ、フレッド・バーンステイン 製作:ジョン・フィードラー、
ジョー・カラッチオーロ、マーク・ターロフ
監督・脚本:ジョン・ウォーターズ 撮影:ロバート・スティーヴンス 編集:ジェフリー・ウルフ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス、ゾーイ・ポールドゥリス
出演者:スティーヴン・ドーフ、メラニー・グリフィス、アリシア・ウィット
2000年|アメリカ・フランス合作|88分|カラー|©Tamasa Distribution

配給:アダンソニア 宣伝・配給協力:ブライトホース・フィルム デザイン:渡辺純
字幕:林かんな(『マルチプル・マニアックス』) 協力:仙元浩平
[奇想天外映画祭番外編]

2022年1月1日(元旦)、新宿K’s cinemaにて日の出とともにロードショー!!!

バッドテイストの帝王が悪趣味を撒き散らした怪傑作が日本初上陸!
ウオーターズ最愛の作品『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』も同時上映!
映画史上、最も下品かつ悪趣味な映画として名高い1972年に公開された『ピンク・フラミンゴ』。来年2022年が公開50周年を迎えるのを記念して、『ピンク・フラミンゴ』前夜に制作されたジョン・ウォーターズ監督の『マルチプル・マニアックス』(1970)が、2022年の日の出とともに日本に上陸を果たします!
主演は『ピンク・フラミンゴ』と同じく巨漢のドラァグクイーン、ディヴァイン。野原に建てられたテント小屋では、アブノーマル・セックス、吐き出したゲロを喰う男、ヘロインの禁断症状などを売り物にした変態ショーが行われている。その一団の座長が、ディヴァインだ。集まった客を射殺しては逃げ回るなど、その悪行は留まるところを知らない。内縁の夫デヴィッドがたまらずディヴァインを殺そうとするが、そう簡単にやられるわけもなく、常軌を逸した殺し合いが繰り広げられる。そして、衝撃のラストには、巨大なザリガニが登場…あの観るものをすべてをドン引きさせた『ピンク・フラミンゴ』の結末に勝るとも劣らない仰天の展開が待ち受けている!
ウォーターズ23歳の時の出世作となる本作は、クエンティン・タランティーノ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)でも描かれたシャロン・テート殺害事件のあと、チャールズ・マンソンが犯人として捕まった直後に撮り終えた。その影響も色濃くストーリーに反映されている。配給を手掛けたニューライン・シネマのボブ・シェイは、『マルチプル・マニアックス』でウォーターズのポテンシャルに気づき「次の作品を撮ったらぜひ見せてくれ」と申し出た。その次の作品こそが『ピンク・フラミンゴ』であり、その結果はボブ・シェイ、ウォーターズ両者に満足のいく結果をもたらしたのだ。
今回の上映では、『マルチプル・マニアックス』と共に、ウォーターズ自身が最愛の作品と語る『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』も同時に上映となる。映画狂の監督とその仲間たちが、ハリウッド女優ハニーを誘拐し、彼女を主演に仕立て史上最強のインディーズ映画の撮影を始める。強大なハリウッドの映画システムと闘う反逆精神に満ちたコメディだ。
『マルチプル・マニアックス』から『ピンク・フラミンゴ』、そして『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』へと向かうジョン・ウォーターズのあまりにも困難でマージナルな道程を、是非、本上映で感じて欲しい。

予告編+ジョン・ウォーターズ監督メッセージ