Brighthorse Brighthorse

FILMS

二十歳の息子

2023年2月11日公開

二十歳の息子

配給・宣伝

公式HP外部リンク

2023年2月 ポレポレ東中野にて公開

『二十歳の息子』2022 年/日本/86 分/カラー/16:9/DCP/5.1ch/ドキュメンタリー
監督:島田隆一 /撮影:林賢二、前田大和 /編集:遠山慎二 /整音:川上拓也
音楽:河北聖子 /製作:JyaJya Films /配給:ブライトホース・フィルム
文化庁「ARTS for the future!」補助対象事業
© JyaJya Films

「父親」になったゲイの男性と、実親を知らない「息子」
これは少し不思議な、普通と違った「家族」のドキュメンタリー

児童養護施設の子どもたちの自立支援団体「ブリッジフォースマイル」で働く網谷勇気(40)。働き始めて2年目に、高校在学中からこの団体のプログラムを利用していた渉(わたる)と知り合う。幼少期より児童養護施設に預けられ、両親の顔も知らずに育った渉は、在籍していた児童養護施設から団体を繋げてもらい網谷と出会ったのだった。高校を卒業しても二人の関係は続いていたが、渉が二十歳になった頃にある事件を起こし、起訴される事態となってしまう。網谷は、団体の職員として関わることに限界を感じ、彼の生活を立て直す手段として、養子縁組を提案する。自身がゲイである網谷は、それまで家族をつくることを特に望んではいなかった。親を知らない経歴に加えて、多感な年頃でもある「二十歳の息子」の父親になった網谷。照れ臭さと緊張をにじませながら、2 人の新生活が始まった―。

「ゲイの私が、父親になった。」

家族を知らない二十歳の息子との生活を通して、
血縁でない家族とは?人と人との関係とは―?
価値観が多様化する現在に、改めて問い直す

本作の監督は、ゼロ年代に生きる若者の夢と挫折を描いたデビュー作『ドコニモイケナイ』(12)で第 53 回日本映画監督協会新人賞を受賞し、福島県広野町を舞台に震災の復興とは何かを問いかけた『春を告げる町』(19)の島田隆一。新たに始まった共同生活を 1 年にわたり記録した島田は、そこに生じるぎこちなさや軋轢、そして静かな心の交流を、丁寧にカメラに映しとった。それぞれに普通の家庭や人生を選択してこなかった/できなかった歳の離れた 2 人の男性がゼロから新たな関係性を作る。それは 2 人の「生きなおし」の旅でもある。いわゆる普通の家族や親子の枠を超えて、人が人とどう繋がりをもつことができるのか。そんな困難な問いを、本作はしなやかに捉える。