
2025年4月12日
北浦兄弟
宣伝
配給:GACHINKO Film

北浦兄弟|監督:辻野正樹|94分|5.1CH|アメリカン・ビスタ|2024年|日本
中野マサアキ / 大塚ヒロタ / たかお鷹 / 山下容莉枝 / 加藤満 / 関口アナン / 芦原健介 / 西山咲子 / 如月まりな / 手塚みのる / 高橋好史
宣伝:ブライトホース・フィルム / 配給:GACHINKO Film (C)「北浦兄弟」製作委員会
2025年4月12日(土)よりユーロスペースほかロードショー!
2人そろってダメ人間―45歳のひきこもり中年男性が、父親を殺害!?
死体遺棄を手伝う弟との愛憎まみえるやり取りがおかしみを誘う
現代日本への痛烈な皮肉があふれる<ダーク>エンターテインメントが誕生!
45歳の中年男性、北浦ソウタは、仕事もせずにひきこもり、父親に寄生するように暮らしている。父が出掛けたすきにデリヘル女性を呼ぶなど、その生活は怠惰に極まっている。ある日、その同居している父親と口論になり、ふとしたはずみで殺害してしまう。どうしていいか分からなくなったソウタは、疎遠になっていた弟アキラを呼び出し、2人は殺人を隠蔽するため、死体を遺棄することになる。ソウタより優秀で一見、理想的な家族を築いているようにみえたアキラだったが、実はセクラハラ告発を受けて仕事を解雇、妻から離縁をつきつけられていた。絶望的に出口がみえない2人の死体隠蔽の珍道中が始まった―。
監督を務めたのは、『河童の女』など、人生がうまく行かない人々を独自の視点で捉えた作品を送り出している辻野正樹監督。現実世界でも、80歳を過ぎた高齢の親が50代のひきこもりを養っていることは「8050問題」として広く社会問題化している。辻野はそういった現実を下敷きに、コーエン兄弟やポン・ジュノ作品を彷彿とさせるブラックテイストでありながらもペーソスあふれる、哀しい人間の想いを、ユーモアを交えて描いたロードムービーに昇華させた。
主演は、『雨ニモマケズ』(飯塚冬酒 監督)、『ぴっぱらん!!』(崔哲浩 監督)、ドラマは、NHK『虎に翼』、CX『PICU 小児集中治療室 スペシャル 2024』など近年、活躍目覚ましい中野マサアキと、イタリアの古典仮面喜劇コメディア・デラルテを主催するほか『おーい!どんちゃん』『茜色に焼かれる』『ガンニバル』など舞台・映画で活躍する大塚ヒロタが務めた。