Brighthorse Brighthorse

FILMS

悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE

2026年4月24日

悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE

配給・宣伝

公式HP外部リンク

4月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿K’s cinema、

アップリンク吉祥寺ほかロードショー!以降全国順次

出演者:マーク・リンカス、デヴィッド・リンチ、ジョナサン・ドナヒュー&グラスホッパー(マーキュリー・レヴ)、デヴィッド・ロウリー(クラッカー)、ジェイソン・ライトル(グランダディ)、ジェマ・ヘイズ、アダム・ブライアンバウム・ウィルツィー(スターズ・オブ・ザ・リッド)、エド・ハーコート、マシュー・ライト、ジョン・パリッシュ、エイドリアン・アトリー(ポーティスヘッド)、エミリー・ヘインズ(メトリック)

イギリス|2022年|92分|英語|原題:This Is Sparklehorse

監督|アレックス・クロートン&ボビー・ダス/脚本・ナレーション|アンジェラ=フェイ・マーティン

字幕翻訳:上條葉月|デザイン:李潤希|配給協力:nozaco|配給:ブライトホース・フィルム

ニルヴァーナ、レディオヘッド、スマッシング・パンプキンズ…オルタナシーンが全盛を極めていた90年代にデビューし、唯一無二の音楽世界を作り上げた男、マーク・リンカス、またの名を“スパークルホース”。彼が求めていたのは「ただ幸せになること」だけだった―
ニルヴァーナのカート・コバーンが亡くなった翌年、1995年にファーストアルバム『Vivadixiesubmarinetransmissionplot』をリリース、その独創的なサウンドが欧米を中心に高く評価され一躍その名を広めたスパークルホース。レディオヘッドやR.E.M.などのオープニング・アクトにも抜擢され絶頂の最中にある時、その中心人物であるマーク・リンカスは、レディオヘッドとの欧州ツアーの最中にアルコールと薬物の過剰摂取により倒れてしまう。なんとか一命をとりとめたものの、その後遺症はその後の人生に大きく禍根を残すものとなる。そして、6枚目のアルバムの制作中、2010年にマークは自ら命を絶った。
ダニエル・ジョンストンをプロデュースし、パティ・スミス、トム・ウェイツらに愛された彼の音楽は日本ではあまり知られていない。ルーツミュージックでありアメリカン・ゴシック、ローファイ、ノイズ、サイケデリック、アンビエントなど様々な音楽性が交じり合いながら、彼岸から聞こえる子守唄のように、マークのかすれた声が響く。まるで寝静まった真夜中にそっとおもちゃ箱が開き、それぞれの玩具が好き勝手に歌いだして、音を鳴らしているような―。
本作は、マーク・リンカス本人の死の直前に録られたインタビューと、親交のあったミュージシャンや映画監督デヴィッド・リンチらの証言によって、その実存と音楽に迫るドキュメンタリー。近年でもR&Bシンガーのメイヴィス・ステイプルズがカバーアルバム『Sad And Beautiful World』(2025)でマーク・リンカスの曲をカバーするなどその評価は高まっている。内なる悪魔と闘い続けた男が紡ぐ、震えるほどの狂気と優しさに満ちた音楽と、その人生の軌跡が本作に詰まっている。